一個のお菓子に込めた
「土地」と「つながり」

ハジマリニでは、岡山県井原市の土地で、小麦を育てて小麦粉にするプロジェクトを地元で仲の良いパン屋や農家と一緒に始めています。

食の原点は「土」にあります。 

農業を学び実践していた経験から、
その土地の「土」に向き合う日常、そこから生まれるつながりや関係性を大切にしたいと思いました。 

自然に囲まれた里山地域で農作業をする中で、
普段はなかなか気付くことができない、自然、四季の流れ。
そこには、ただあらゆる生命の強さと尊さがあります。

農作業中、顔をふと上げると四季折々の表情を宿した連なる山々。
秋には小麦の種を蒔き、冬には新芽を上から踏んで根を強くします。
春には青々とした穂がなびき、夏が来る前に黄金色となって収穫します。

少し歩けば田んぼや畑があり、
産直へ足を運べばとれたての旬の農産物が所狭しと並びます。
良い季節には山へ行って、お店に飾るお花を採りに行きます。

私たちはその日常を土台としています。
今日の日本にて食を扱う立場として、
土地に根付いていく生き方はとても大切なことだと思うのです。

農業を通じて、この土地に根付く。
根付く中でできた仲間や、農家さんとの出会いによって、つながりの輪が広がり、その中で、旬の果物やお野菜、土からできたものを仕入れ、お菓子にしています。

土地から生まれたつながり、育まれた関係性。
目には見えませんが、一つ一つのお菓子に詰め込んで表現しています。